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マウスピース矯正(アライナー矯正)
東京の矯正歯科、高輪矯正歯科医院

マウスピース矯正

矯正歯科医だからできる「マウスピース矯正(アライナー矯正)」

 最近、簡便な矯正方法として、東京都内でもマウスピースによる歯列矯正治療が増えてきています。当院でも、2000年より慎重に導入を進めてまいりました。
マウスピース(インビザライン) 着脱可能な矯正装置ですから、食事や歯磨きがとても楽で人気があります。
取り外し式の簡単な装置なので、本当に治るのかどうか気にされる方が多いのですが、それはその方の症状によります。

 矯正歯科とマウスピース矯正についてよく訓練された歯科医であれば、マウスピース矯正の適応症例かどうかを的確に判断して、マウスピースの特性をフル活用し、たとえ難症例であっても治療に役立てることができます。
 たとえば、マウスピース矯正で難しい治療は、「抜歯を伴う矯正治療で、歯を抜いた隙間を閉じる」といったことです。歯を抜くと、どうしても隣の歯が抜いたすき間に倒れ込みやすくなります。
 マウスピース矯正は、固定式の矯正装置に比べると歯を固定する力が弱いためです。経験のある矯正歯科医であれば、このような様々な問題を乗り越える手段を講じることができます。

安全なマウスピース矯正とは

 マウスピース(アライナー)を作成する指示を、マウスピース(アライナー)を作る会社に出すのは、歯科医の仕事です。
 指示を受けた技工所や会社は、歯型の石膏模型上で少しずつ歯を動かしたり、歯型をスキャニングして得られた3Dモデルをコンピュータ上で少しずつ動かしたりしながら、歯科医の確認のもと、皆さんのマウスピース(アライナー)を作ります。

 つまり、歯をどちらの方向に動かすかとか、矯正するときにどのような反作用があるからどのような指示を組み込んでおくべきかという判断は、矯正歯科治療における専門知識(成長発育、歯の移動のバイオメカニクス、噛み合わせ、治療中の骨や歯根膜組織で起こっている変化への理解など)と実践的な経験が必要です。
 この辺の知識と経験が歯科医によって異なりますので、マウスピース矯正といえども針金矯正と同様、素材は同じであっても、結果は誰が行っても同じということではありません。

安全なマウスピース矯正とは また、マウスピースなどの矯正装置は、素材も日進月歩で進化しています。
 患者さんの症例にあった最適な素材やマウスピースを選ぶのも、歯科医の仕事です。それによって初めて歯を効率的に動かすことができるわけです。
 たとえば、ステージによって違う装置を組み合わせて使用することもあります。一社のマウスピースのみで全ての治療をまかなえるという考え方は非効率かもしれません。
 また、治療の初期のステージではA社のアライナーを使用して、次のステージではB社のアライナーを使用するという選択をする事もあるのです。
歯科医はこうした診断や処方を的確に下す必要があります。治療結果に責任を持つのはマウスピース会社ではなくて、歯科医なのです。

東京ではマウスピース矯正が急増中です!

 東京都港区ではついに、「8020」達成者(=80歳になっても20本以上ご自分の歯を保持している人)の割合が、50パーセントを超えました。
 これは全国初のことで、港区をはじめとする東京都のお年寄りは歯がとても良くなってきていることの証といえます。
東京ではマウスピース矯正が急増中です! この方たちは60歳、70歳の頃はもっと歯が良いのですが、この年代層に矯正歯科治療にご興味をお持ちの方が以外と多いと言う事はあまり知られていません。もともと歯が良い方は歯並びも良いのですが、これらのお年寄りは、隙間、捻じれといった、ちょっとした前歯の不正を気にされています。
 ただ、いまさら針金矯正には乗り気になれないという方が多いのです。マウスピース矯正はこのような方たちにとっての福音です。そしてこの年代の方の矯正治療は、成人の矯正歯科治療に造詣の深い矯正医でなければ対応が難しい治療になります。

 東京都内の歯科医でも、マウスピースのアライナー矯正に取り組む歯科医はどんどん増えているのですが、このようなイノベーションの波は技工操作には訪れていますが、肝心の診査・診断、治療は生身の人間が行う行為です。
 すぐれた治療には、矯正歯科治療による歯の移動や顎の成長発育の専門知識や、アライナー矯正や材料の特性などについての実践的な理解がどうしても必要です。
 あんしん安全な矯正は、矯正歯科専門医におたずねになることをお勧めします。

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