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お子さんの矯正について    東京の矯正歯科、高輪矯正歯科医院

お子さんの矯正 高輪矯正歯科医院

お子さんの自然な成長を利用して「歯並び」を直します

矯正治療は、お子さんの自然な成長を上手く利用して歯並びを直す まだ骨格ができ上がっていない成長期のお子さんには、成長余力がある、つまり治療に対する反応ポテンシャルが高いという特徴があります。矯正治療は、お子さんの自然な成長を上手く利用して歯並びを直す事が出来るのです。

 お子さんがご両親に遺伝的に似るのは当然です。しかし遺伝子情報は全てを予め杓子定規に定める様には決められていません。それでは生物としてやりにくくてしかたがないからです。
 人間を含め生物は、成長の途中で自分を取り巻く環境に適応するために変化する自由度を持ち合わせているのです。ですから成長途上であれば、環境をコントロールしてあげることによって、より好ましい方向へお子さんの成長を導く事が出来ます。時には、あたかも盆栽を仕上げてゆくかのような、気の長い治療となる事もあります。
 したがってお子さんの歯並びが悪いからといって悲観する必要はまったくありません。今のお子さんの歯並びは仮の姿であって、悪い歯並びを作っている要因を除去すれば、本来の歯並びに直すことは難しくないのです。

 ただ現代っ子の特徴として、小さなころから高カロリーな軟食を食べていることを考える必要があります。カロリーが高い食事は歯のサイズを大きくします。したがって昔の子供に比べると現代っ子は歯のサイズが大きくなる傾向があるようです。にもかかわらず、軟らかい食事を食べることであごが先細って小さいのですから矯正治療が必要となるお子さんはとても多いのです。

6歳以前の歯の状態を見てご相談ください

6歳以前の歯の状態を見て 当院にご相談や治療に来られるお子さんの場合、乱ぐい歯のご相談は非常に多いです。ただし乱ぐい歯単体ではなくて、出っ歯や受け口、開咬といった症状を同時にお持ちのケースがほとんどです。
 乱ぐい歯はあごが小さいか、歯が大きいことによって起きるものです。出っ歯は上あごの成長がよくて下あごがあまり成長しない場合に起こります。受け口はその逆です。
 ご相談件数としては、乱ぐい歯と出っ歯と受け口は各々3分の1ずつくらいです。昔は受け口のご相談が非常に多かったのですが、最近では「不正咬合は矯正によって治療できる」あるいは「治療すべし」という認識が親御さんの間にひろく広まったために、受け口以外のケースでも矯正治療を望まれる方が増えているようです。

 親御さんが気をつけたほうがいいのは、乳歯から永久歯に生え変わる6歳以前の歯の状態です。乳歯の時に前歯がすき間なく並んでいる状態であれば、ほぼ間違いなく乱ぐい歯になると考えられます。また乳歯の時から受け口や出っ歯であれば、その状況のまま成長することがほとんどです。
 ですからお母さんは、お子さんの乳歯の状態をよく見ていただいて、もし「不正咬合になる兆候があるかもしれない」と思われたら、7歳になる前に歯科医にご相談されることをおすすめします。そうすれば、すぐに治療するべきか、少し待ってから治療を行うべきか的確にアドバイスしてもらえるはずです。

 受け口は、兆候が見られる場合はすぐに矯正治療を始めることが多いでしょう。「ある程度の期間は放置しておいてひどくなってから手術したほうが早い」と言う見解が米国ではみうけられ、その影響をうけている先生もいらっしゃるかもしれませんが、わたしはそれよりも手間暇はかかりますが少しずつ矯正したほうが、お子さまにとって成人したときにベストの結果につながると思います。
 その考え方が米国で広まった時は、医療保険会社が手術代まで支払う事が多かったのですが、現在では保険も厳しくなり、むしろ受け口を手術しないでいかに直すかを模索しています。米国からの情報は鵜呑みにしてはいけない、むしろ、その考え方の背景を知って判断しなければならないのです。

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一人ひとりの患者さまを診て、抜歯しない矯正を考えます

抜歯しない矯正を考えます 「他の矯正歯科に行ったら歯を抜くしかないと言われたのですが、歯を抜きたくないんです」と言ってご相談に来られるお母さんもいらっしゃいます。そういうケースで、当院で歯を抜かずに治療してうまくいって、ご満足いただいた事例は少なくありません。方法はいろいろあるのです。
 わたしは一人ひとりの患者さまを診て、科学的な知見を活用しながら、その患者さまにとってベストの矯正治療を考えたいと思っています。科学は便利なものですが、ある程度以上特殊な事例は切り捨てて考えがちです。しかしわたしが向かい合うのは、あくまでも一人ひとりの患者さまです。

 そして特にまたお子さんの発育については、科学でもまだまだわからない部分が少なくありません。わたしは、患者さま一人ひとりの身体に聞いてみて、成長度合いを見ながら必要があれば少しずつ治療方針を変えていく、細かい治療を行っていかなければならないと考えています。

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